常栄山 華園寺 kaonji
ひとくちメモ
本尊は阿弥陀如来です。 境内に「えび子安地蔵堂」がありますが、弘安4年(1281)遊行ニ世真教上人が、常陸国巡行の折 華園寺の寺号を付したと伝えられているようです。 えび子安地蔵堂は安産の御利益があると信仰されています。 本堂は文禄年間(1592-1596)に時宗を尊宗した佐竹氏の建立と云われています。
国道355線から東に1本入った金丸寿通りに面して建てられています。 金丸寿通りの正面には富田北向観音堂があります。
享保13年(1728)、昭和4年(1929)に全焼しており、資料はほとんど残されておらず不詳の点が多いそうです。 明治28年常磐線開通により駅前通りとして金丸通りは大いに賑わいましたが、 昭和4年の大火は中町より出火し、金刀比羅神社を始め、このあたりはほとんど焼失した地域です。