慈眼山福勝寺 金蔵院 kinzouin
ひとくちメモ
56号線バイパスの南側の吉沼地区に伽藍があります。
境内に平成17年(2005)11月に建立された「金蔵院の歴史」によると
創建は明応6年(1497)朝尊法印の開創で当時は神郡普門寺の下寺であったそうです。
本尊は十一面観世音菩薩です。
山門は江戸時代末期の建築で当時の様式を具えています。
宝永4年(1707)落雷のため焼失,明治26年(1893)に建築された本堂は老朽化し、戦後年次計画を以て復旧したとあります。
また、山門脇には樹齢約300年、周囲4メートル余りの大銀杏が寺の象徴的存在となっています。
明治7年(1874)吉沼小学校の開校に当り、時の住職栗崎慈雲は初代校長に任命され、15年間勤務し同校教育の基礎を築き、 その間、校舎であった大祥寺が火災にあった、8年間その代わりをつとめたとあります。
境内には結筑大師講二十二番札所となっている大師堂があります。
参道にある大坪集会所の前には薬師堂が建立されており、その側には
明治39年建立の馬頭観世音や庚申塔また地蔵座像などの石仏が奉納されています。