琴平神社 kotohirajinja
ひとくちメモ
まちかど蔵「野村」脇の路地の先に左側には琴平神社の鳥居があり、右側には退筆塚不動院の山門がああります。 明和2年(1765)、四国金比羅宮より分霊勧請され、安永4(1775)年に土浦城下中城町不動院境内に社殿を建立されました。 境内の手洗鉢は天保11年(1840)の建造です。 大正2(1869)年、町内の秋葉・稲荷五社を合祀し、昭和10(1935)年、社務所が建設されました。
この神社は、江戸時代後期に土浦で活躍した町人・沼尻墨僊(ぬまじりぼくせん)が、寺子屋を開き、周辺の庶民教育の場としたところです。 墨僊は多芸多才で天文学・地理学・物理学・土木技術に通じ、書画や文芸にもすぐれ、人柄を慕って寺子屋は県南地方最大の寺子屋となりました。 墨僊の七回忌に門弟たちによって建てられた退筆塚の碑があります。 花蔵院に墨僊の墓があります。