羽黒山今泉院 大聖寺 daishouji
- 宗派
- 真言宗豊山派
- 住所
- 〒300-0817 茨城県土浦市永国町203 Map
- 電話
- 0298-21-2110 大聖寺 ホームページ
ひとくちメモ
国道354号線の永国団地入口信号から花室川を渡たると「土浦大師不動尊」の大きな看板が見えます。 お寺の由来看板によると 創建は長徳元年(995)に現在地より東約500メートル先の永国の中央、亀井墓地近辺に醍醐寺成尊が開き 今泉寺と称したと伝えられています。 この地の豪族、小田貞宗が羽黒神社、大杉神社、熊野神社を外護し長日の祈祷を祈り今泉寺に田畠を寄進しています。 そして小田孝朝が「小田城四方護寺」(常陸四箇寺・小田四箇寺とも云う)を設けたのを機に大聖寺と改め、 寺地も田中荘平塚(現在のつくば市西平塚)に移したとされています。 小田城四方護寺は小田城を主軸として扇の如く神郡の普門寺、 平塚の大聖寺、岩田の法泉寺、加茂の南円寺と配し、 文字通り小田原城の出城の役割を果たしていました。 小田家滅亡前の大永六年(1526)には常陸国長国今泉寺大聖院として既に現在地に戻っていることが確認されています。 貞享2年(1685)および文久三年(1863)に堂宇を焼失、明治30年(1897)に庫裏を焼失など火災が相継いだが 昭和60年(1985)に再建され、昭和62年(1987)北関東三十六不動尊霊場第三十一番札所となっています。
山門は江戸時代貞享2年(1685)土浦城主松平信興が寄進、四脚門は応安2年(1369)の建立と伝えられ、共に土浦市文化財に指定されています。 また、境内には「新四国八十八カケ所」巡りが出来る霊場があります。
伽藍の在る地域一帯がお寺の寺地の大きなお寺です。 参拝した日は早朝だったので今度ゆっくりと四国八十八ケ所巡りに出かけるつもりです。