鹿島神社(今鹿島) kashimajinja
ひとくちメモ
45号線沿いにある今鹿島地区に鎮座しています。 創建の詳細は不詳ですが、江戸時代初期の延宝年間(1673-1680)と伝えられています。 ここには平安時代後期の武将八幡太郎・源義家の伝説があります。 義家が奥州へ向かう際に常陸国に入ったこの地で 常陸の国の鹿島神宮という軍神を祀る神社の参拝を望んだが、ここからはるか東の海近くと知ると、 この地で東の方向を向かい馬の鞭を地面に刺し戦勝祈願をしたという。 それ以来、 この地を今の鹿島、今鹿島と呼ぶようになったと伝えられています。 馬の鞭は不思議なことに根付き育った。これを御神木として祀ったのが鹿島神社です。 御神木は榊で、枝の先を地面にさしたので、逆さ榊と呼ばれています。 八幡太郎・義家の伝説は他にも山木の八巻神社や 吉沼の 八幡神社に残っています。
神社正面からの参道の鳥居には昭和3年(1928)の刻年があります。 また、神社の側面にも参道があり、こちら側には新しい鳥居が建立されています。 本殿の裏には、榊木が祀られてますが、これが逆さ榊なのでしょうか?