旧村社 八坂神社(真瀬) yasakajinja
ひとくちメモ
220号線の脇の高台に祀られています。 創建は江戸初期の慶長年間(1596~1614)と伝えられています。 八坂神社は東光寺の別当(長官)として明治4年(1871)まで寺を管理していました。 神社の神輿には今でも卍の記号が残っています。
220号線は小張(つくばみらい市伊奈)から真瀬を通って筑波の方へ抜ける街道で江戸-筑波街道といわれていました。 寛文5年(1655)水戸藩主徳川光圀(黄門様)はこの筑波街道を通って江戸から筑波山を回って水戸へ向かっています。
真瀬は筑波街道の主要な宿場でした。 真瀬の鎌倉には問屋があり、本田には松戸屋(商人宿)、中屋(一般旅館)、根本屋(茶屋)、柏屋(呉服店)、出店(米穀商)などがあり 当時のにぎやかさについて「真瀬のようなる在所があるに谷田部城下とは気が強い」と俚諺にうたわれました。 問屋は街道1里の間隔をおいて設置された宿駅で人馬の事務を扱った家、御用問屋で、人足取立て、荷物の運搬、手紙の取継ぎ、 役職大名などの宿泊、軽犯罪の処罰などを行い、 当時の牢屋跡は畑になり、番太の住所跡も残っているそうです。「谷田部の歴史」より