上郷山 宗徳院 sutokuin
ひとくちメモ
133号線沿いの上郷地区の北端の場所に伽藍が建立されています。
文明11年(1479)の創建で開基は豊田四郎治元の叔父である長峰城主長峰右近将監正次です。
始めは長峰山即徳院と称し、豊田氏の出城である長峰の地にあったが、
戦火をさける意味で永正8年(1511)に現在の地に移転した。
宗徳院と呼ばれるようになったのは豊田家が滅亡して多賀谷氏が領有した時、この寺は豊田家ゆかりの寺であると申し立てると、
取潰しになることを恐れて、宗徳院としたとのことである。
「豊里の歴史」より
境内には造営が室町時代様式の九層塔と江戸時代初期の紀年銘のある宝篋印塔がある。 九層塔は残念ながら東関東大震災で上部が壊れてしまっていました。