青屋神社 aoyajinja
ひとくちメモ
旧国衙(今の石岡小学校)のすぐ近くに祀られています。 創建は不詳ですが、民俗行事として「青屋さま」のお祭りススキの箸でウドンを食べる習俗として受け継がれています。
由来説明看板に青屋祭の由来が記されています。 常陸国司は、都から着任すると鹿島神社に参拝するのがならわしであった。 国司が鹿島神社に参拝するには、高浜から船で行くのが順路であったが、荒天で出航不能のときは、 高浜のなぎさにススキ、マコモ、ヨシなどで青屋(仮屋)をつくり、そこから鹿島神社を遥拝し参拝にかえたという。これが青屋祭の起こりといわれている。 中世の青屋祭は、府中総社の宮祭の一つとして高浜神社、大洗磯崎神社、鹿島神社などの津で、霞ヶ浦と鹿島灘の航海の安全と水産物の豊穣を 神に祈願するため行われた。 近世の青屋祭神事は、青屋の馬場と呼ばれるこのあたりで行われた。 深夜、2人の者が青ススキ、細竹で青屋(仮屋)をつくる。 神拝は公家装束の税所氏と小仁所氏が侍姿の大勢の供をつれて参拝する。