宇迦魂稲荷神社 ukatamainarijinja
ひとくちメモ
由来説明看板によると、 祭神は宇迦魂命(うかのみたまのみこと)。穀物の神で、はじめは豊穣を願う農民の信仰を集めた。 中世以降になると、商工業が盛んになると、農耕神から商業神や屋敷神など、その御神格が拡大し、町家にも勧請されるようになった。 創建年代は不詳。神体木像は、たび重なる火難をまぬがれている。 また境内には、大六天宮(山倉大神)の社と大山阿夫利神社が合祀されている。 毎年、町内では初午祭を行っているが、初午は春の初めに山から降りて来る田の神を迎える信仰が、 農耕神的性格を有していた稲荷信仰と結びついたものだといわれている。初午祭を行う稲荷神社は多い。 守横の名は、正保年間(1644-1647)に馬之地上町を守横町に改名。由来は守木横町の略という。
石岡には多くの稲荷神社があり府中七稲荷といわれていた記録があります。 仲之内町の福徳稲荷、金丸町の鈴宮稲荷、青木町の青木稲荷、守木町の天之宮稲荷、守横町の宇迦魂稲荷などです。
また、境内には「二十三夜尊」の石碑が建っています。 二十三夜講も庚申講と同様に町内で集まり神を祀るものですが、月待といって十五夜から八日過ぎた二十三夜の月が見ごろになる 真夜中(10時から11頃)まで飲食歓談する風習です。