旧郷社 八坂神社 yasakajinja
ひとくちメモ
土浦第一高校前から八坂通り入ったところに祀られています。 参道、境内には市指定名木・古木の樹齢数百年のケヤキやムクノキが見られます。 本殿の壁面には見事な彫刻が施されています。
社伝によれば、八坂神社の御神霊は、往古筑波山の南麓大杉の霊地より降ってきたものと云われています。 ご神体が桜川の河口霞ヶ浦に漂っていたのを嘉左衛門、弥次兵衛の二人の漁夫が拾い上げ、湖岸の天王松の下に勧請し、 後、現在の真鍋台に奉遷、牛頭天王社としてこの地方の鎮護となすと伝えられています。 江戸時代に入り、北西向きであった社殿を南に向きを変え、土浦城の鎮守としたと云われています。 現在の本殿は元禄13年(1700)時の土浦城主・土屋相模守政直公により再興されました。 拝殿・鳥居は享保13年(1728)土屋但馬守陳直公により建立されました。 享和元年(1808)土屋但馬守英直公により、拝殿・鳥居等の修復が行われ、本殿の彫刻類もその時組み込まれました。 明治5年(1872)神仏分離令により社名を八坂神社と改称し、土浦町の総鎮守となり、 明治6年(18732)郷社に列格しました。 明治12年(1879)弊殿を設け、大正13年(1924)社務所を新築しています。