熊野神社 (北条) kumanojinja
ひとくちメモ
鎌倉時代の創建、あるいは後小松天皇の創建と言われるが明らかではない
筑波山麓の地一帯には熊野信仰が盛んであり紀州熊野の修験者は小田氏を初めとするこの地の有力武士の
帰依を得ていた。そのような縁由から祀られるに至ったかと推測される。
隣接する全宗寺は山号を熊野山といい長らくは別当寺であった。
一節には全宗は熊野修験者の名前であるといわれている。
紀州熊野山は死者の霊魂が宿るところとして考えられているが、ここでもその信仰があり
四十九日の法要の際に「山登り」と称して裏山に登り、杖と草鞋を備える風習があった。
参道入口の鳥居は1639年に建てられたもので市内で最も古い鳥居である。